こんにちは、パン教室講師”noraneko”と申します。
「トランス脂肪酸」を調査中に出会った、Mr.オーガニック・ショートニング,゚.:。+゚。
彼はいったい??どこの誰なん?!安全なん?
気になるので調べてみました!
Ⅰ.トランスファットフリーの「オーガニックショートニング」とは?
1)まずは彼のプロフィール,゚.:。+゚
☆有機JAS認定、欧米のオーガニック認証取得。
☆酸化防止剤・保存料・乳製品不使用。
☆コレステロール0.001%
☆トランス脂肪酸1%未満。
☆アレルギー特定原材料等25品目含まず。
この肩書、すごすぎませんか!
彗星のごとく世に出てきた、優秀な彼。
あなたはだれ?本当に大丈夫なの??
2)ふるさとはコロンビア
彼のふるさとは”コロンビア“
標高2600mという高地にあり、
コーヒーではもちろん有名な国ですね!
南アメリカの上の方、5つの国
ベネズエラ、ブラジル、ペルー、エクアドル、パナマに囲まれ、
北はビーチリゾート「カリブ海」に面しています。
歴史的には内戦が絶えず、長い間危険な国でしたが、
2017年にサントス大統領が、50年に渡る内戦の終結を宣言し、現在は平和な国となっています。
世界遺産「カルタヘナ」、薔薇やカーネーションなどの「切り花」、「塩の教会」でも有名です。
いつか行ってみた~い(^-^)♡
さて、彼はこの国の”サンタマルタ”にある、
「アブラヤシ」の農園で生まれたそうですよ!
Ⅱ.「アブラヤシ」って?
1)アブラヤシってどんな植物?
世界で一番多く流通している油脂「パーム油」の原料となる植物です。
パーム油の80%以上は「マレーシア」と「インドネシア」産です。
成長すると20mにもなるという、
ヤシ(ココナツ)の木に似た植物。
高温多湿の熱帯地域で育ちます。
注)「ヤシ油」は「ココナツオイル」の事です、別のものですよ^^
2)「アブラヤシ」はすごいんです!!
①生産効率の良さ
アブラヤシは1年を通して実をつけます。
なので単位面積あたりの収穫量が他よりもはるかに高いのです!!
大豆油やなたね油と比べて8~10倍もの生産が可能です。
そのため価格も安く、安定した供給が可能なのです。
②固体、液体どちらもOK!
一般的に、
「動物脂肪」は”パルチミン酸”(飽和脂肪酸)を多く含み、
「植物油」は”オレイン酸”(不飽和脂肪酸)を多く含みます。
パーム油は「植物油」なので、”オレイン酸”を多く含んでいますが、
他の植物油と大きく異なる特徴は、
”パルチミン酸”も豊富に含んでいることなんです!!✨✨
ぱるちみん・さん??((+_+))
※wikipediaより
パルチミン酸 (飽和脂肪酸) | オレイン酸 (不飽和脂肪酸) | |
融点 | 63℃ (常温で固体) | 13℃ (常温で液体) |
バター | 52% | 24% |
ラード | 40% | 56% |
パーム油 | 45% | 40% |
大豆油 | 11% | 25% |
菜種油 | 4% | 64% |
パーム油の脂肪酸を分別し、
”オレイン酸”を減らせば固体、”パルチミン酸”を減らせば液体。
“水素添加※”をしなくても、溶ける温度の異なるパーム油を作ることができるのです。
※水素添加:常温で液体の油脂から半固体、固体の油脂を作り出す方法、「トランス脂肪酸」が生成される事より問題とされています。
そのため、さまざまな用途に使うことができるんです!!
気温20℃のショートニング
固形のパーム油は口の中でとろけるので、チョコレートやアイス、マーガリン、ホイップクリームの代替品として使うことができます。
こんな便利で効率のいい油は他にありません!
だから、世界中の国々がパーム油を輸入しているんですね~
へぇ~~すご~い
(*゚∀゚),゚.:。+゚
3)「パーム油」の人気がありすぎて・・・(>_<)
1980年代から急激に生産量が増え、
環境問題は深刻化しています。
「パーム油」は、とても役に立つ原料なんです。
ところが人気が出ると大量生産になり、
そして毎度のこと、「環境破壊」「地球温暖化」「現地住民の不当労働」など、いろんな問題がでてくるんですね~😔
資本主義社会だと、毎度そうなるんだよね・・・😭
さて、そんな中、こんな農園ができたんです。
コロンビアに戻りましょう!
Ⅲ. コロンビアの農園
1)徹底した一括管理体制
~「どじょう」から「しじょう」まで~
土壌(原料の栽培)から、市場(加工・販売)まで全てに関わって管理され、トレーサビリティーによる追跡調査ができるようになっています。
製品がいつ、どこで、だれによって作られたのかを明らかにするために、原材料の調達から生産、消費、廃棄まで追跡可能な状態にすること。
自分たちで原料を作り、加工して、自分たちでマーケットへ売りに行くんだから、安心だよね!
2)品質を保証する3つの認証
① 有機JAS認定
アブラヤシは”多年生作物”なので、
「収穫の前の3年間以上、原則として化学的肥料および農薬は使用していない
また、遺伝子組み換えの種や苗は使用していない」という事が保証されています。
② HACCP
食品の安全を守るための衛生管理手法である「HACCP(ハサップ)」も取得済。毎年検査を受けています。
③ レインフォレスト・アライアンス認証
「レインフォレスト・アライアンス認証」のマークは”蛙”です
直訳すると「熱帯雨林同盟」
自然をまもり、生産者や地域にくらす人々の生活レベルを上げるために、社会と市場が協力し、より長期的で持続可能な※世界をめざす、国際的な非営利団体のこと。
※長期的で持続可能な・・・英語でサステナブル(Sustainable)
●森林をばっさいしたり、焼き畑は行なわず、しぜんの循環を生かした有機農法
●生産工程のすべてで環境に負荷をかけない
●従業員は近隣の地域社会の住民で、すべて正社員
この農園と施設を管理しているのが、”ダーボン・グループ”です。
だーぼんさん、
すご~い!(*゚∀゚),゚.:。+゚
☆ダーボンのストア「オーガニックマウンテン」はこちら⇩
Ⅳ. 「オーガニックショートニング」になるまで
1) 圧搾法(あっさくほう)
農園で育てられた「アブラヤシ」は溶剤は使わず、圧搾法※で抽出し、
高品質なオーガニックパームとなります。
※圧搾法:物理的に圧力をかけて、油をしぼり取る方法
2) 無水素添加製法(むすいそてんかせいほう)
オーガニックパームを原料に、水素添加をしない「無水素添加製法」により固形化し、高品質なオーガニックショートニングとなります。
・・・完璧ですやん(^0^;)
ご参考になれば幸いです。ご訪問ありがとうございます!
参考にさせて頂いたサイトです↡
《オーガニックマウンテン》
トランス脂肪酸フリー有機パーム油ショートニング【680g】
こちらのショートニングは、マーガリンのような色合いと柔らかさです。(気温20度の時)
使用最適温度は29℃以下で、融点は36℃になります。
バターの代わりに使うときは、同量で置き換え
揚げ油として使ったあとは、冷えると固まるので、そのまま捨てることができます。
最安値☆ 1680円(Amazon)※価格は変動しますので、ご確認ください。
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